『雨の日の森の中』11/30 千秋楽

『雨の日の森の中』全31公演が無事終了いたしましたね。おめでとうございます!出演者の皆様、スタッフの皆様、お疲れ様でした。そして素敵な舞台を私達に届けて下さり、本当にありがとうございました。
私もありがたいことに、29日と千秋楽、2公演を観劇することができ、本当に幸せでした。
最後の舞台をやり終えた座長さんに涙はありませんでした。自信と充実感に満ちた、きらっきらの最高の笑顔でしたよ。
私の舞台に関する感想などは後日書き記すとして、どんどんどんどん頭から消え去っていく千秋楽のカテコの様子を先に記録しておきます。実は29日分の感想やカテコの様子などを帰宅してからまとめた紙がどこかに行方不明になってしまい・・・(泣)、「やっぱりやらなあかんことはちゃっちゃとやらなあかんな!」と反省。ひとまず一番記憶が新しい千秋楽を記録することにいたしました。とは言うものの、私のこの頭の中に残っているものだけ、なので、間違っているところや抜けてるところが多々あるかと思いますが、「千秋楽おめでとう!」ってことでお許しいただけるとありがたいです。
では・・・。

●1回目・2回目はこれまでと同じ。

●3回目登場
座長のお言葉「全31公演、怪我もなく大きな風邪もひかず(ここで笑いが・・・すかさず片桐さんが「ま、小さい風邪とかはあったけどね。」とおっしゃっていたかな。)無事に終えることができました。」
座長「そして、何と言ってもこの方がいなければこの舞台は成り立たなかった・・・、西田征史さんです!」この西田さん登場の時、話しながらまっすーは自分の左斜め上を見上げて「あそこから西田さん出てきますよ。」みたいに表現したんです。到底出てくるはずのないところ!そしたら片桐さんが「ええー!?あんなところから!??」と一緒にそっちの方見上げて・・・もうほんと、コントのようでした(笑)。
でもどうやらこの登場の仕方を西田さんご自身は冗談で「2階から出て行くよ」とおっしゃっていたようで、増田くんはじめキャストの皆さんはいざ西田さん登場〜って時、2階を見てお出迎え・・・と思ったら、下手・ペンション玄関ドアから「どーもー」みたいな感じで西田さん登場。「あれ?2階からって言ってなかった?」とみんなでガヤガヤツッコミ。まっすーは「2階にあるあの鎧着て挨拶に出てくると思ってたのに。」と鎧着て動きにくそうな様子をジェスチャーでやっていました。
今日は西田さんは客席の一番後ろの席でご覧になっていたんですって。
西田さん、「東京でも大阪でもたくさんの方が観に来て下さって本当に嬉しい」とご挨拶。
座長「じゃあ最後にみんなでありがとうございました!って言いましょうか!?」と共演者に同意を求める。全員で「はーい!ハロー!ペンション後藤へようこそ!」をやってくださいました。

●4回目
なんとキャスト全員・西田さんまでもがペンション後藤の黄色い『HELL』トレーナーを着用。観客大ウケ!!
増田「これ、今日もらったばっかりなんですよ。」本編と同じく、ローマ字の『O』がないんだけど、まっすーが「各自自分で付けて下さい」みたいなことを言ってました。相変わらずふにゅっとした座長の挨拶に西田さんが要所要所トークに刺激を与えて下さっていましたね。さすがお笑いをやってらっしゃるだけあってお話も進め方もお上手です。その西田さんの提案で、一人ずつ印象に残っているシーン・エピソードを言っていくことに。

  • 中谷さん

「テレビを『どうか付きますように!』と拝んでからリモコン操作でテレビがつく、という流れのはずなのに、一度、拝んだと同時にテレビがついてしまってたことがある。」←この発言にまっすーが「それは裏のスタッフさん悪いってこと(が言いたいの)?」とツッコミ、中谷さんは全力で否定するも、会場も「あーあ・・・そりゃ失礼だわ・・・」みたいな雰囲気になり、結局「俺のせいです、すみませんでした!」と謝る(笑)。

  • 菅原さん

玉置さんに「まじめか!」を100回以上言った。1階でみんながわちゃわちゃ揉めてるシーンで、玉置さんと自分は2階の部屋で黙々とサイレント芝居をやり切ったのが一番の思い出。片桐さんが「時々声が漏れてたよねー。」と暴露。この時、離れて立っていた玉置さんが菅原さんに歩み寄り熱い抱擁(違)。仲良しだなあ〜。

  • 片桐さん

「アッチッチの曲名でたいていはブリ大根にしているんだけど(たまにちまきもある)、一度『なめろう』って言ったら、思いっきり劇場が「何それ」みたいな空気になって滑ってしまった。次にセリフのある佐藤さんがセリフぶっ飛ぶくらい滑ってたらしい(笑)
で、ここで片桐さんの隣がまっすーだったから、まっすーが「僕はですねえ・・・何かなあ。」なんて話し出しそうになり、佐藤さんが「あんたは一番最後でしょ!」みたいに突っ込んでました。ふふふ。で、まっすーのお隣にいた美月ちゃんもあとで、ということになり佐藤さんの番に。

  • 佐藤さん

実は今日の公演でセリフを間違えてしまった(カテコ3回目の早い段階で平謝りされてましたが)。玉置さんが「あの時『佐藤さん』になってましたもんね(=素になってましたもんね)」と打ち明ける。確かここで佐藤さんが中谷くんの顔見たせいだと言い出し、結局また「こんな顔ですみません」と謝る中谷さん(笑)。そして「でもそのあとまっすーがフォローしてくれたから良かった」ともおっしゃっていました。

  • 玉置さん

ノボルくんに「(早峰さんの)代わりに死ね!」と強要し、持っているナイフをノボルの目の前の床に投げ落とすシーンで、いつも1階にコロコロっと落ちていきやしないかとひやひやしながら演技していたそうです。でもナイフがおもちゃのフニャフニャのだから、落とした拍子にぐにゃっとなってましたよねーとまっすーが言ってました。

  • 初音さん

まっすーに一番最初に見つかっちゃうシーンのまっすーの驚く顔がおかしくて笑いそうになる、と。これ、まっすーは客席に背を向けてて表情が見えない状態なので、「どんな顔してたかやってみて」と言われてました。結局やらなかったですけどね。そういえば、初音さんがしゃべってる時に、横の玉置さんが「うんうん」と相槌打っててしまいには「素敵な声やね」とつぶやき、初音さんにバシッと叩かれてました。

  • 美月ちゃん

演じてる最中に一度関西弁のイントネーションが出てしまったと打ち明ける。するとキャストから「いや、一回じゃないよ。」と。あのシーンでもあった、あそこでも言ってた、とキャストでわちゃわちゃ話し出す(笑)。で、まっすーが「二人だけのシーンででも関西弁が出てたけど「私、間違ってないし!」みたいな顔をするから「お前間違ってるじゃねーか!」と思ってた、と話す。ちょっ!「お前」呼び〜!!!偶然話のノリで言ったのかもしれないけど、美月ちゃんを「お前」と呼んだ増田にキュンキュンした私。ここから美月ちゃんも反撃。「まっすーもたまにひどい顔してる」とバッサリ言われ、結局「僕の顔が悲惨ですみませーん。」みたいなこと言ってたかな?←ん〜っ!仲良しっぽーい!!

  • まっすー

外からペンションに慌てて入ってきてドアを閉める時に、「カチ」と音がして「あれ、もしかして鍵かかっちゃった?」とむちゃくちゃ焦ったそう。ここのカギがかかっちゃってたら最後のオチが台無しになってしまうから、演じてる間も気になって仕方なかった。でもちゃんとマキさんが登場できたから良かった!だって。
どこだったかで、まっすーが「テンポが早いお芝居だから知恵熱出そうだった!」と言ってました。頭がカーッ!と熱くなってくるから、おでこを触ると汗がすごい噴き出てるそうです。たしかに、早口でまくし立てるところなんか、体温上がりそうですよね。
そろそろ〆の挨拶をしようとするも、なんだかだらだらと話してしまい、片桐さんに「校長先生の話長いな・・・。」と言われる座長・・・(笑)。
座長「もうこのメンバーでやるというのは難しいと思いますが、今後とも末長く(それぞれを)応援してください。」
キャストみんなで手をつないで万歳してからお辞儀することになったようなんだけど、まっすーが片桐さんの方見てたんですよ。そしたら横の美月ちゃんがそっと、すっ・・・とすごく自然に手を伸ばしてまっすーの手を握ったんです!それを特別「お!」ていう感じではなく、まっすーが自然に受け入れてたの。それ見て私、すんごくこの二人に萌えました。いや、これって東京とかこれまでにもあった光景だと思うのですが、私自身まっすーと女子との絡みってあまり見たことないからすごく新鮮だったんです。めちゃめちゃ自然だったし。おばちゃん、めっちゃときめいたわぁ!
で、お辞儀と同時に舞台両端から銀テープがパーン!と飛び出す。
この時最後ハケる時は投げキッスでした、。

終了のアナウンスが繰り返し流れる中、拍手が鳴りやまず。粘る観客(笑)。

●5回目
座長「お客さんも一緒に、みんなで『ペンション後藤へようこそ!』をしましょう!」と提案する。「お隣同士いやじゃなかったら手をつないでもらって・・・『はーい!ハロー!』は僕達がしますので、そのあと皆さん一緒に『ペンション後藤へようこそ!』ですよー。」と座長が我々に指導。会場一体となってみんなでやりきる。ああ!笑顔でいっぱいだぁ!!共演者を見送ったあと、声が裏返るくらい大きな声で「ありがとうございました!」と言って深々と・・・長々と、お辞儀をするまっすー。頭を上げると、もう満面の笑み!達成感を得た人の顔ってあんなに輝いて見えるんだって驚いたくらい、ほんとにすばらしい笑顔でした。


挨拶はグダグダ・・・と聞いていたけど(確かにそうだったところもあったけど)、最後の千秋楽を終えてみると、本当に立派な挨拶だったと私は思います。自分の気持ちを素直に表現し、だれにでもわかりやすく、そして優しく語る彼が、本当に頼もしく感じました。これからの活躍が楽しみです。いつまでも応援するよ。