「森の中」の人々

「雨の日の森の中」千秋楽から早いもので1週間が経ちましたね。29日の様子や舞台の感想を書き残しておこうと思っていましたが、29日の記憶はもうすでに薄れつつあり、皆さんが早々にUPして下さったレポを読んですっかり満足しています。そして感想も、よくよく考えたら私、小学生のころから感想文って苦手だったことに今さら気付きまして。まともなもの書けなくてせっかくの素敵な舞台の印象を悪くするのもどうかなと思ったのでやめておこう。でもこの舞台のことはいつまでも覚えておきたいので、自分用メモとしてキャストの皆さんについて一言・・・いや二言、三言、書き残しておこうと思います。自分用といいつつ、終始皆さんに語りかけるような口調で書いてて若干ウザイかもしれませんが・・・(苦笑)。
相変わらず前置き長くてすみません。
では。





◆全体を通して

コメディとしては過去にも似たような手(勘違いからくるドタバタ)で笑わせる作品があったかもしれませんが、私にはとっても新鮮でした。ストーリーのあちこちに次の勘違いのエピソードがちりばめられていてすごく計算されているな!と感心したし、なによりテンポが良い。一緒にするつもりはもちろんないのだけれど、お笑いのコントとは一味違う緻密さ・知的な感性が光っていて、まっすーが主演だからというよりもストーリー自体に引き込まれました。特に、「GO TO HELL」の「GO TO」からペンションオーナー夫妻の名を「後藤」にしたことろ、「O」が取れて「HELL(地獄)」になっているトレーナー、これに気付いた時は心の底から「西田さん、天才!」と思いましたよ。各キャラクターもとっても個性的で、嫌いなタイプがいないってのもこの舞台が笑顔でいっぱいだった理由の一つなのでは。みんな誰かのことを大切に思っているがゆえに勘違いの渦に巻き込まれていく。憎めない設定と憎めないキャラ達に終始ほっこりさせてもらいました。



◆ノボルくん◆増田貴久さん

私的初日の席が、前から5列目下手側(で合ってるかな?)ペンションの玄関側だったんです。わたしにとって今回初めて「等身大まっすー」を拝める好位置!コンサートでは縮小されたまっすーしか観たことがないのでもうドキドキがひどい状態でした(笑)。冒頭、舞台から降りて客席最前で早峰さんと演技するノボルくん。リアルサイズまっすーを見た瞬間、私の頭に浮かんだ言葉、それは「ごっつ!!!」――いやね、もともとがっちりタイプだとは思っていたけど、肩幅が想像以上にめちゃめちゃ広くて・・・肉厚だった!てか、ラジオの片桐さんの発言じゃないけど、増田背筋すごい!と思ってしまいましたよ。『うわわわわわわわわ!まままままままっすーやぁぁぁぁぁぁあ!!!!!』とのけぞった私。ほんとに居たんだ・・・この子(感涙)。もう私からしたらアイドル過ぎてその存在すら現実味を帯びていない気がする時があるんですよね・・・。で、どうやらこの時、人生最高の至近距離まっすーにドキドキしすぎたようで、反対に冷静になってしまって。「きゃわわなまっすーに萌える」というよりも完全にノボルって男の子だと思ってお芝居を見ていました。公演前、あれだけお友達に「2回見れるんだったら1回目はまっすーの可愛さっぷりを堪能してくるのよ。」とアドバイスしてもらったのに、もう完全にノボルモード。早峰さん同様、あまりのビビりにイラッとさえ来た(笑)。それはね、増田くんの演技がすごくうまくて、私に『増田貴久』を感じさせる隙を与えなかったってのもあるし、普段の声よりも少しハイトーンだったから別人に思えたってのもあるかも。若干ブリッコ・・・というか口調とか女性的だったしね(笑)。でも、想像通り、増田くんは舞台が似合う人でした。普段から表情が豊かでリアクション大きいし、コミカルな動きもよくやってるから、きっと舞台でも実力を発揮できるんじゃないかなと前から勝手に思ってたから(私が)、あの限られた空間で体いっぱい使って演じてる彼が見れてほんとに嬉しかったです。そういえば、最近だと「いいとも」で酸っぱい飲み物飲まされた後の彼の表情・動きが記憶に新しい。あのリアクション、最高だったなー。とにかく、舞台上でも表情・表現がくるくる変わって本当に見ていて飽きなかったです。この仕事が大好きという彼、そのことをいつも精一杯私達に態度で示してくれる姿に、毎度毎度「ああ、この子のことを知ることができてよかったなあ。出会えてよかったなあ。」と感じます。初舞台、お疲れ様。そしてありがとう。
あ、そういえば、KちゃんNEWSで「カツサンド10個食べた」と言ってたそうですね。あれは大阪公演の話かな?私、梅田に行ったら必ずおやつに買って帰るカツサンドがあるんだけど、それは東京のお店のものなんですよ。でもあそこのだったら10個は私も軽く食べれます。←いらん私情報




◆早峰さん◆谷村美月さん

実はね、29日の公演前、machiちゃん(id:machi_3)とあるホテルのロビーで待ち合わせをしていたんです。machiちゃんとはこの日が「はじめまして」だったし、彼女も遠方からお越しになるということで、わかりやすいところで待ち合わせした方がいいかなと思って。私の方が少し早目に着いてしまったので、フロント近くのソファーでぼんやりmachiちゃんを待っていたら・・・待っていたら!!目の前をおかっぱ頭のカワイ子ちゃんが通ってく・・・。そう、谷村美月さんでした〜。フロント付近には私以外お客さんがいなかったので、通り過ぎる瞬間こちらの方を見ていらっしゃいました。あ、別に私を見たくて見たわけじゃないでしょうけどね(当たり前や!)。もうね、テレビで見るまんま!可愛いこと可愛いこと!ごく普通の格好をしていらっしゃったのですが、それでもオーラが半端ない。清楚で可憐、そんな言葉がぴったりのお嬢さんでした。おひとりだけでしたが、とっても素敵な笑顔で足早に去って行きました。そんな早峰さんの舞台は、やはり演技力に定評がある方だけあってちょっと上から目線の女の子をしっかりと演じきっていましたよね。きっと増田ファンの方にこんなこと書いたら怒られちゃうかもしれないけど、増田くんと美月さん、この二人が並ぶとすごくしっくりくると思いません?お似合いっていうか・・・。素晴らしい配役に拍手!たまーにバラエティとか出てらっしゃるのを見ると、全然芸能人ぶったところがなくてとっても謙虚。そこも増田くんとよく似てるな〜なんて思ったり。あと、個人的には彼女の声質が好きだなと思いました。


◆後藤治郎さん◆片桐仁さん

もう!もう!片桐さんの登場前、声だけを聞いた時はリアルに「ジュモクさぁ〜ん!!」て叫びそうになりました。皆さんご存知ですか?ジュモクさん。平日朝7時からNHK教育テレビでやっている「シャキーン!」という子供番組*1で仁さんが声をやっていらっしゃるキャラクターの名前です。どことなく仁さんにもお顔が似てるんですけどね。あ、そういえば相手役のあやめちゃんも東京公演を観に行ったみたいですね。仁さんの声もすごくメリハリがあって好きだな。私が初めて片桐さんを意識したのは、V6岡田くんが出演していた『SP』というドラマでした。ほら、あのような風貌でしょ、普通に目を奪われますよね(笑)。舞台好きの方からすると「西田さん×片桐さん」の舞台は間違いなく面白いと言われてるそうで。そんなお二人と一緒に舞台をすることができて、増田くん、ほんとによかった!しかも公演中にすっかり仲良しになっちゃって(笑)。片桐さんがラジオで「甥っ子みたい」と言って下さったのが自分のことのように嬉しかったです。今後もお仕事でご一緒できたらいいな。まっすー、片桐さんの舞台を観に行ったりラジオに友情出演したりするといいよ!そういえば、千秋楽で「ある日の公演で『ぶり大根』を『なめろう』に変えて言ったら会場が微妙な空気になった』て話をされていましたが、「なめろう」とおっしゃっていたのにもかかわらず、私はずっと「ういろう」を思い浮かべていた・・・。どうでもいい話でサーセン



◆後藤トシ子さん◆佐藤仁美さん

佐藤さんはねー、私、彼女の芸能界入りのきっかけになるオ―ディションを密着した番組を見てたんだよね・・・。確か彼女は当時15・16歳で・・・。書類選考やらでしぼられた10人ほどの若い女の子に混ざって佐藤さんがいたんです。どちらかというと一匹狼っぽくて、他の女子はきゃいきゃいにぎやかにやってるんだけど、一人年齢の割には落ち着いてたなあ。で、ホリプロだからアイドルっぽい子もいるわけです。きゃぴきゃぴっとしたね。でも彼女はデンとしてる。そしていざ演技の選考会になると、ダントツの存在感。うまいんですよ、演技が。素人の私が見ても、「この子、絶対残る」って思いましたもの。もうね、「ガラスの仮面」のマヤだったわ。そしてハングリー精神が他の子より表に出てました。「絶対受かってやる」「もっと演技がしたい」「もっとうまくなりたい」―そんな気持ちがすごく伝わってきました。結果、彼女は見事優勝するんですけどね。そしてそれまで強気だった彼女が、お父さんの胸で感極まって泣くんですよ。きっと一人で頑張ってたんだろうな。そんな彼女がもう三十路・・・私も年をとるはずだわ。カテコでするどくまっすーに突っ込んだり美月ちゃんに慕われているのを見て、「ああ、立派になられたなあ」とただただ感慨深かったです。これからも頑張ってほしい女優さんの一人です。




◆照沼一さん◆玉置考匡さん

役柄も中の人も愛すべきキャラでした。ブログ上のお写真を見ると歳相応に見えるのに、舞台ではどっから見ても私より年上に見えた・・・。これが演じるということなのだろうか!パンツ姿で走り回る姿に釘付けでしたよ(そして増田くんと違う意味で玉置さんは肉厚でした)。ブリーフじゃなくて良かった(こちらサイドの問題)!そういえば、舞台の公演が始まる前から玉置さんのブログを読ませていただいていましたが、「良い人〜」てのが滲み出ていますよね。このブログのコメントで、時々「んんっ!?」と思うような増田くんファンの書き込みもありましたが、それにも優しく対応されているのが印象的でした。私が見た2公演とも、カテコではまるで漫才のボケ担当のような相槌を打ってらっしゃったんだけど、これはいつものことだったのかな?あれがまた場を和ましてくれてましたね。千秋楽、緊張している初音さんをリラックスさせようとしてる姿もほほえましかったです。




◆森田和則さん◆菅原永二さん

飄々とした森田さん、私、結構好きかも(笑)。変に冷静なところ・時々投げやりになるところも面白かったです。メガネを探すという動作では故横山やすし師匠の漫才以来ひさしぶりに笑わせていただきました。照沼さんへのドSっぷりにもね。え・・・と、好きって言った割には次の言葉が出てこない(汗)。いや、好きなんですよ、森田さんも菅原さんも!!ほんとに!




◆原敏光さん◆中谷竜さん

良く通る甲高い声での演技が印象的でした。増田くんにいじられるキャラの人に悪い子はいない!と普段から思っている私。中谷さんもきっと良い方なんだろうな。お父様がお仕事絡みでブログをやってらっしゃって、「28日に舞台を見に行きます」と書いてらっしゃいました。きっと舞台でライトを浴びる息子をご覧になって、喜びもひとしおでしょうね。増田くんのラジオで西田さんと一緒にゲスト出演したようですが、なぜに中谷さんがキャスト代表で出演することになったのか、そこんとこ知りたい。ご自分のブログでまっすーと美月ちゃんのことを「可愛い」と書いて下さっていて、きっと弟みたいに可愛がって下さってたんだろうなと勝手に推測。これからも増田をよろしくお願いします(上から目線)。




◆高野マキさん◆初音映莉子さん

舞台に出てこられた時、思わず「ほっそ!!」と思った!長身で手足が長くて・・・ふわふわと片足軸にクルッと回る姿はまるでコンパスみたいでしたよね。ちょっと声がかすれていらっしゃったのはいつもなのかな?お疲れが出てのことでなければよいのですが。おとなしくて控えめな方なのかな?と思っていたら、千秋楽の挨拶でちゃちゃを入れる玉置さんに「パシッ!」と一撃(笑)。可愛いかったなー。千秋楽で靴(スリッパ?)がポーンと脱げちゃうっていうハプニングがあったのですが、ソファーにデン!と座った時にスッと履いてらっしゃって、それが何とも自然でとってもスマートでした。でも言っておきますが、結婚式前日はご両親のもとで自宅でゆっくり過ごすことをお勧めします。雨の中彼を待ち続けて・・・結婚式当日、風邪をひかなかったかなといらぬ心配をしてしまいますので。




ここまで読んでいただき、ありがとうございます。役とご本人とごちゃまぜに書いてしまってますねー、すみません。そして明らかに菅原さんが短い・・・やばい・・・失礼ですね私(汗)。これを読んで下さって「んもー、naruさん、菅原さんの魅力は他にもいっぱいあるじゃない!」と思われた方、私にこっそり教えてください。きっと教えてもらったら「そーだった!そこがあったか!」と気付くこともあるかと思いますので(笑)。あ、他のキャストの方でも結構です。
増田くんが今回この舞台を通じて演出の西田さんをはじめ、キャストの皆さんと出会えたこと、本当に自分のことのように嬉しく思っています。これからも皆さんのご活躍を楽しみにしております。

*1:西田さん演出