今更・・・ですが『ドリトル』感想

秋は行事がいっぱい・・・てことで、昨日は末っ子の親子遠足でみかん狩りに行ってきました。お世話になったみかん農園の方によると、今夏の猛暑の影響でみかんの成長があまり良くなかったらしく、色づくのも遅れている、とのこと。まだ青々としているみかんをネジネジしながら取って、その場でいただいてきました。でもちょいと子供達には酸っぱめだったみたい(苦笑)。



相変わらずバタバタしておりますが、新曲PV見ましたよ〜。皆さん早々に感想を書いていらっしゃいますが、共感するところばかりで読んでいて楽しいです!私も〜!と思ったけど、もう明日にはMステ出演!! あわわわっ、とりあえず私はドリトル増田の感想を書き残しておかねば。











うーーーーーん・・・(いきなりそれかい!)。




『まっすぐ過ぎる性格・真面目で素朴な青年・自分に自信が持てないでいる』という人物を演じると、どんな役者さんでもああいう演じ方になってしまうのかな・・・。




どうだろう・・・。(悶々・・・)





まず始めに、私は「俳優・増田貴久」にかなり期待しておりまして、彼が俳優として出る時は、ファン目線の「萌え」の表情だったりしぐさだったりを楽しむというよりも、『彼の演技がどれだけ視聴者に大きな印象を与えることができるか』の方が重要なんですよね。だから出演時間が短いということに不満とかはなくて、たとえ数分・・・極端な話、数秒だけの出番でも、視聴者を惹き付ける演技ができていて「あの子、演技うまいやん!」と思わせることができたなら、それで満足なんです。もちろん、増田くんの表情やらにも関心はありますよ。今回もそれだけを考えれば好きなシーンはありましたし。でも、「アイドル」としてではなく「俳優」としての彼を見たい!という思いの方が大きい。


そんなわけで、今回のドラマ出演も大いに期待していたのですが・・・うん、ちょっと残念だったかな。本人が苦手としている動物相手に飼育員役として頑張っていたことや、今回の役作りに真摯に取り組んでいた姿なんかは、頭ぐりぐりして誉めてあげたい(いらんってか)気持ちでいっぱいなのですが、私が期待していた増田くんとはちょっと違ってたな・・・と。


私が彼の演技力を過信し過ぎていたのか? あの「ドリトル」での演技が本来の実力なのか??


「そうではない」と信じたい。



――いろいろ考えてみたところ、もちろんもっともっと演技力を磨いていただきたいという気持ちを持ちつつ、彼の演技とは別に、今回のドラマの脚本・演出・台詞回しにも少々無理があったのではと思うんです。こういう医療の場ではいくつもの治療が同時進行するのは当たり前だし、ドラマ自体人間関係も絡めてストーリーが進むのも当たり前なのですが、今回の2話ではあまりにもいろんなエピソードを詰め込み過ぎたような気がします。獣医師会での複雑な人間模様・獣医師の個人的なトラウマに関すること・迷い込んだイルカの件・喪中症のネコの件・・・確かに話題が豊富でストーリー展開には飽きさせないのかもしれないけれど、イルカの話では特にざっくりし過ぎていたように思いました。増田くん演じる飼育員が何故自信喪失になってしまったか――キャンディの前に迷い込んできた子供のイルカを死なせてしまったから。←これを上司が台詞で説明しただけでは「なぜあそこまで坂東が自信をなくしてしまうのか」に視聴者は感情移入しにくいと思う。加えて、坂東の「無理です(できません)」押しは、ただただ彼が失敗を恐れて怖がっている人物だということを印象付けるだけだった。もっと別の言葉で彼の不安な気持ちを表現できなかったのかなぁ?それから、登場人物が状況説明する台詞が多かったのも気になりました。そのせいで、演技が単調になってしまったのかもしれない・・・。
とにかくイルカと坂東くんの話の展開がぎこちなくてイライラ・・・かと思ったら、最後の最後で急に展開が駆け足になってるし(いきなり素直に餌を食べたキャンディには「なんだそれ・・・」と思ってしまった。)、さらに説明っぽい台詞で解決しようとしてるし・・・。これだと、こっちはイルカについては知識不足だから、「あ・・・イルカってそうなんだ・・・。」でサラッと終わっちゃった気がするんですよね。
小栗くん扮するドリトルの「俺の態度から本当の意味を知れ!」みたいなやり方にも私は共感しにくかったな・・・。しばらくして「やっと気付いたか。」みたいなね・・・。私だったらそれこそアニメのブラックジャックみたいに「バカ野郎!」って、その場で何故だめなのかはっきり理由を言ってもらった方がいい。
その辺りもとっても不自然な気がしました。




とりあえず、増田くんは軟弱でどっちつかずな性格の男子を演じることが多いようだから、もっといろんなタイプの役をやってほしいな。たとえば「華麗なる〜」のトオルのようなツンツンした影のある役とか私にはすごく新鮮でした。彼はいろんな性格の青年を演じ分けることができると思うんですよ。本来ツンデレだしね(コラ)。いやいや、ツンデレはさておき、もともと表現力に長けている子なので、演技の方でも幅広く活躍してくれることを期待しています!