二人の決断について思うこと

発表からずいぶん時間が経ちましたが、山下くん・錦戸くんお二人のNEWS脱退について、私なりの思いを書き残しておこうと思います。実はあの日以降、何をどう書こうかいろいろ悩んで、下書きも書いては消し、書いては消し・・・。思いついた「書きたいこと」を箇条書きにして、でもいざ文章にしようとすると手が止まってしまって先に行かなかったり・・・そんな感じでした。もともと自分の考えを文章にするのが苦手なタイプだから、今回、上手く自分の思いを表すことができるかどうか、いつも以上に不安です。


また、今回の件では、各メンバーのそれぞれのファンの方々で受け取り方・捉え方が違うと思うんですね。なので、私の書き方で不快に思われる方もいらっしゃるかと思うのです。でも、私もNEWSを応援している者として私自身の意見があって、それは人それぞれ、十人十色なわけで。なので「たくさんのNEWSファンの中の一ファンの考え」として読んでいただけるとありがたいです。





では続きからどうぞ。












平成23年10月7日。



お友達からのメールで、私は山下くん・錦戸くん脱退の事実を知りました。教えていただいた当初は、胸がドキドキして落ち着かなくて・・・。その瞬間私が思ったのは「二人同時にか!?」でした。山下くんの気持ちの変化は少し前から気になっていたし、今年に入ってからのエイトさんの活動が活発化していることで錦戸くんのスケジュールにも無理があることも感じていたから、いずれ何かあるかもしれない・・・とは思っていたけれど、まさか同じタイミングでグループを去ることになるとは想定外でしたね。でも、今から思えば・・・時間をずらして辞められるよりも同時に脱退という形で良かったのかもしれない。脱退についてはこれまでの経緯がある上に、追い打ちを掛けるような2トップの「時間差脱退騒動」となっては、残った4人も今回以上にもっと大きなダメージ(今後の活動において)を受けたであろうから。



何度もメンバーで話し合いを重ねて選んだ道、とのこと。決まったことはもうどうしようもないわけで、受け入れるしかないのでしょうね。その話し合いの場は、一体どんな感じだったのでしょう。情報によると、脱退は二人からの申し出のようでしたが、二人はどんな風に自分達の思いを打ち明けたのでしょう。また残ったメンバー4人は、それを聞いた時どんな思いでいたのでしょう。あれこれ想像しても仕方のない事を思いめぐらせてしまいます。




私は6人の声が合わさった歌が大好きでした。



もちろん、今でも大好きです。



そして活動がない間も、ずっと6人揃った姿を観たいと望んでいた一人でした。



活動が全くなくて心が折れそうになった時もあったけど、「増田くんが大好きな場所だから、どんなに個人活動が盛んになっても絶対にグループでファンの前に戻ってこなきゃだめだ!」と強く念じてきました。



でも願いは叶わず。



残念です。ただ、ただ、残念。


しかし、脱退するお二人がこの日までNEWSにいたことはずっと今後も事実であり続けるわけだし、やはり2トップとしてグループを支えてきてくれたことも事実ですから、「今までありがとう」という気持ちは持っていなければならないと私は思っています。


山下くん、錦戸くん、ありがとう。



でも、こうは言っても、彼らの決断についてはやはり私の中で、自分で納得し難い部分や諦めが付かない部分もあるのですよ。


彼ら二人がNEWSを去るということで、私のブログも彼らについて言及する機会はほとんどなくなると思う。なので最後に少し自分の気持ちを整理する意味で、素直に、思ったことを書きますね。





まず、山下くん。



先に述べたように、彼が一人でやっていきたいという思いを抱いていることは、私のような鈍感な人間でも、雑誌やwebの連載で感じていました。今年の春頃からでしょうか、私が山下くんの日記を習慣として読まなくなったのは。なんだかつまんなくてねー。もともとメンバーについては書くことはなかった彼ですが、まるで意地になってるかのように――NEWS関連について語ることを拒んでいるかのような印象を持ちました。あ、これは私個人の見解ですから。今、こういう事になって思い返してみれば、彼も彼の中のNEWSっぽさを排除していきたかった現れかな?なんだか子供が話題に触れられたくないからわざと強がって関係ない事を言ってる、みたいな感じにも思えたんですよね。
だから私は、彼がNEWSを離れることに対しては驚きはしませんでした。私が驚いたのは、「人ってこんなに早くに気持ちが変わってしまうんだー」ってことだけ、です。
去年のドームコンで「これからもこの6人で頑張っていきます!」とか「自分にとってメンバーはお互いを支え合える同志!」とか「NEWSとして成長したい」とか「ファンのみんなには寂しい思いをさせてしまったからもう不安な思いをさせることはないはずだし、これからのNEWSに期待していてほしい」と語っていた彼が、報道によるとドームコンの翌月10月にはソロを意識してその思いがだんだん強くなっていった、という。人の気持ちってどうなるかわかんないもんですね・・・。ちょっと怖くなったわ。でもね、人間いつどこで刺激を受けて考え方が変わるか、それもわかんないことなんですよね。気持ちが離れちゃったら、もう仕方がない。特に彼はこうだ!と決めたらもう他は考えず一直線に思いを募らせるタイプのようだし、その努力は怠らないガッツもある。人生は一度きりですから、後悔のないように自分に素直に生きることも大切だと思います。「NEWS」という肩書きが取れた分、自由に羽ばたいていけるといいですね。
少し残念だったことを書かせてもらうと、脱退のコメントがあまりにも前向きで意気揚々としていて温度差を感じましたし、脱退発表前の最後のweb連載の内容が「俺のコンサート」と明言していることもとっても寂しく思いました。彼は優しくて穏やかな人だと思っていたけれど、最後にこの内容ってどうなん??これまでの彼を支えてきたのは、彼だけのファンではないはずだと思うのですが・・・。




次に錦戸くん。



錦戸くんは、長年二つのグループを掛け持ちしていて、本当に大変だったと思います。以前、プレミアムでそのあたりの辛い胸の内を語ってくれた時から、「あぁ、いつか彼はこの掛け持ちの状態から解放される日が来るんだろうな」と思っていた。それがこの時だとは思っていなかったけど・・・。真実はわかりませんが、一部報道によると山下くんが脱退の意思を示したあと錦戸くんも申し出た、とありましたよね。もともと掛け持ちへの複雑な思いもあった上に、最近のエイトの活躍、そして山下くんがいなくなったNEWSで今後掛け持ちの自分がいては活動も思うようにいかないだろうという思いもあって、脱退に至ったのでは?と想像しています。私は、過去記事にも書いたことがあるように、NEWSとして歌番組に出る時に限ってなんだかつまらなさそうな・・・笑顔のない表情に、時々戸惑っていました。そんな時もあるからこそ、メンバーと楽しそうにしている彼って、とっても特別で大切な宝物だった。最近の雑誌で、あまりにもエイトばかりで活躍してるものだから「俺もNEWSのメンバーやで!?」と発言したと知った時、心臓がむず痒くなるぐらい嬉しかったんですよ。10月号のMyojoではメンバーに『NEWSとしてこれからどんな活動をしていきたいですか?』なんて質問してくれて、これも嬉しかったな。山下くんにしても錦戸くんにしても、彼らのこれまでのファンに対する発言が全部ウソだったとは信じたくない。でも、この取材があった時にはもうメンバーの中で話し合いが持たれていたんだろうな・・・と想像すると、とっても胸が痛みます。
私の中で、錦戸くんがエイト一本に絞るというのは自然な流れだと思っていたのだけれど、お友達がブログで「NEWSという選択もあったはずだけど、やっぱり彼はエイトを選んだんだな・・・。」という内容を書いてらっしゃって、ハッと気付いた。そうだね・・・。自分でも今年に入ってから「エイトの錦戸くん」って印象が強かったから、そんな考えにも至らなかった。やっぱり辛いなー。
彼の脱退のコメントには、掛け持ちであるが故の辛い心情も読み取れ、なんだか私は妙に納得できました。特に「両グループのリリースやライブツアーでスケジュール調整がやりづらくそれが申し訳なく思えた」という辺りは、NEWS担の寂しい思いも彼にはちゃんと伝わっているのだな・・・と少し安心した。結果、それが彼を追い詰めていたのかもしれないけれど。
また、最後、残る4人のメンバーを気遣う一文に、彼らしい優しさが溢れていて・・・胸がいっぱいになりました。
でも、これから先、エイトのメンバーと一緒に笑っている錦戸くんをTVで観るのは辛い。そこは私もNEWS担ですからね、やっぱりね・・・。



山下くんや錦戸くんをごく普通にTVで観ることができる日が来るのだろうか。「脱退は本人達が話し合いの末、もう決定したこと」と割り切っている私が、実はまだ寂しくて辛い――と実感するのは、彼ら二人の活躍をTV越しに観る時なんだろうと思います。そして何の憂いもなく彼らを観れるようになるには、やはり『4人のNEWS』での活躍が絶対条件になるのでは、とも思っています。





新たなスタートを切ったNEWSの4人についてはまた改めて書く、かも。