揃うって大事よね

先日、急ぎの用事で主人の実家へ向かった時のこと。
そこはここから電車を何本か乗り継いで2時間半ほどかかる。最後の乗り継ぎの電車の時間調整も兼ねて昼食を簡単に済まそうと思い、駅前のショッピングセンターにある某ハンバーガーショップに立ち寄り、チーズバーガーセットを注文した私。すると定員さん、「すみません、今パンがないのでハンバーガー以外の商品でご注文お願いします。」
は・・・?
ハンバーガーショップハンバーガーができない?
ハンバーガーショップでパンがない、ですと???
・・・・・・。
「じゃあ・・・えっと、ナゲットとポテトをお願いします。」
ナゲットって気分じゃなかったけれど、とりあえず注文。
ナゲットとポテトを用意してくれている間も、清算している間も、食べている間も考えてしまう。――ハンバーガーのお店でパンがないなんて・・・。そして余計なことまで考えてしまう。「ハンバーガーショップにパンがないのは、吉野家に米がないのと同じじゃね?アンパンマンにあんパンがないのと同じじゃね??」――走馬灯のようにこんな考えが頭の中をグルグルグルグル・・・。こんなこと、初めてだぜ。貴重な体験に身震いすると同時に、一体厨房に何が起きたのか激しく気になるわ。これは帰って「田舎でハンバーガー注文したら断られたよ」と旦那に即報告だ、なーんて考えながら電車に乗り、緑豊かな景色を眺めつつしばし瞑想。うん、でもよく考えてみれば、これって反対に『なんでも揃ってる』てことに感謝せねばならないな。ハンバーガー店にたまたまパンがなかったことなんてちっぽけなことではないか。田舎だからできる業なのかもしれないけど、世界的有名なハンバーガー店が、パンがないのに店を閉めずにがんばってることが表彰もんだよ。勇気ある店長に乾杯!のどかな田園風景を見て、そこまで考えることができた自分に酔う(←バカ)。
そして用件を済ませ、帰りの電車に飛び乗り、携帯で少したまっていたシゲ猫を読むことに。
読んだシゲ猫は其の四拾壱。
そこに書いてあったのは『実に24時間テレビ以来の久々のメンバ全員での仕事。定期的に皆で仕事ができたらなあと切実に思う』
ふーん、24時間テレビ以来なのか、メンバー揃うのは・・・。
ふーん・・・。
さきほど私、「揃うということに感謝」と考えたが、活動休止中でもないのに約1ヶ月半弱ぶりにメンバーが全員揃って感謝!だなんて笑顔で言えないよ・・・寂しい話じゃないか。ハンバーガー店にパンがないと言われた時よりも落ち込む。ハンバーガーの代わりはいくらでもある世の中だけど、NEWSの代わりは君達しかいないのよ。シゲが「定期的に皆で仕事ができたら」と考えてくれてるだけ救われる。メンバー全員がそう思っていてほしいと願わずにはいられない。
そしてさらに読み続ける。
きっと久しぶりに会ったメンバーとのわちゃわちゃが書かれていることだろう、わくわく。
『小山と食事行った。』
へ?メンバーと会った話はさっきで終わりかい!また小山くんの話か・・・。その仕事の後もメンバーと一緒ではなくバラバラになったのね?何度も言うが、シゲはまたも小山くん。他のメンバーは誘ったけど来なかった?二人だと寂しいね・・・(いや、この二人の関係だとその方がよかったのかもしれないが)。もっと聞きたかったよ、メンバーの話を。そんなショックを持ちつつ、さらに読み進む。
なんじゃ、この寿司屋でのゲーム・・・。つ・・・つまらん。シゲよ、私ゃ君が出したお寿司の質問で、なぜ小山くんのように即答してはいけないかがわかりません。なぜ小山君の出した答えが君にとって「つまらない」のかが分からない・・・。この質問の面白さを理解 しようと頑張ってるうちに、行きでは自分に酔ってた自分が、軽く乗り物酔いをしてきた。
私は、シゲの奥深い面白さをまだまだ掴めていないようだ・・・。